これまでのDASH島

外海の島へ2017/12/10

冬空のもと、船長の号令で航海の準備が進んでいた。
太一「今日は風がある。他の島へ行こう」
乗り込むのは、改良に改良を重ねた海賊帆船。
これで遥か遠く、外海の島へ。

きっかけは、帆船の改良にうってつけの浜の漂着物。
ガラスの繊維などで強化したプラスチック製の筒状の棒の強さと軽さ、そして粘りに期待して手漕ぎだった舟のマストの柱に。

さらに、流木で古代からの船の守り神・船首像を取り付け
太一「沖へ出るぞ!」
港跡を出れば、北からの追い風が吹いてるはずが
太一「風が止まってるよね…?」
まさかの無風状態で航海を断念。

それが、この日は北西からの風6m。
これなら十分、沖へと出て行ける!しかし
太一「一番重要な影の船長がいない!」
それは、DASH島の頼れる男・達也のこと。

想定外の事態でも、舟の構造を考え、イメージをすぐに形に。
修理と改造も受け持ち、メンバー唯一、船舶免許も持つ。
そして、沖に出れば殿(しんがり)で乗組員の命を預かる。
まさに、舵取り役がいない!

太一「(舵取り)松岡がやればいいんじゃない?」
松岡「右左やるやつでしょ?いいですよ」
ドラマーでもある、スター・松岡は気付いていた。
後ろからメンバーたちをコントロールするのは、バンドも帆船も同じだと。

そこで、DASH島産の藻塩と味噌を積み込み、
太一「自分たちの作ったものもお金に換える」
島で作った開拓の品で貿易を。
さらにDASH島の周りを囲うのは、多くの魚が住み着く豊かな海。
獲って市場で売れば、開拓の資金源はいくらでも。

となれば、漁に必要なヤスも。
太一「海で漁をしながら河岸(魚市場)に入っちゃおう」
意気揚々と準備を終え、達也不在に不安もよぎるが
松岡「守り神を付けたから(大丈夫)」

顔に見える流木に、漂着物で魂を入れ、人気格闘マンガ「魁!!男塾」のキャラクターの一人、男爵ディーノをモデルにした船首像。
コイツがきっと、守ってくれる。

太一「よっしゃ!行くか!」
達也不在のパワー不足を気合いで補い
そのまま海へ…しかし、
松岡「あれ?これ(舵)どうやって(土台に)入れるの?」

いつもなら、ここで達也がスピードを殺さずに、舵の軸を台の穴へ。
鍵穴に鍵を入れるように差し込むが
松岡「どっちに(舵を)切ればどっちに進むの?」
初めての舵取りで、はなからもたつく。

太一「こっち側(浅瀬)危ないよ!舵を持っていかれないように!」
それでも操作しながら、なんとなく舵取りをマスターし、
城島「でも舵利いてるね」
松岡「意外に(操舵)楽だぜ」

太一「帆を下げろ!」
帆の開閉は城島が担うが、手元がおぼつかずスムーズに開かない。
この遅れが、沖では命取り。
とはいえ、風を捉えた海賊船は一気に沖へ。
太一「エース(達也)がいなくても大丈夫かも」

そして、航海中も獲物を狙い、ヤスを構える。
城島「いつでも(獲物)こい!」
松岡「太陽が俺たちを歓迎してるぜ」
太一「道が出来てるぞ!」

太一「あとはこの味噌と塩が売れるかだね」
でなければ、ただのクルージングになってしまう。
そして、出航から10分。
城島「風調子いい、今日」
全く漕ぐこともなく、港跡は遥か後ろに。

しかし、DASH島の影から出ると、遮られ弱まっていた強い潮と風が。
ここから先はダイレクトに…
太一「危ない!すごい風!」
しかし、粘りのあるFRPのマストは、しなって強風さえ動力に。

沖に出て風と潮に乗れば、舟は一気に進む。
それ故に、増えてくるものが
太一「ここら辺から大型船が通ってくるから」
島の帆船は小さすぎ、レーダーに映らない上、小回りの利かない大型船は

目視してからでは、避けるのも止まるのも間に合わない。
しかも、その大型船が通った跡か、
太一「横波がヤバいよ」
帆船は舟底は浅く帆で重心が高いため、小さな波でも揺れは大きい。

高さ1mに満たない波だが、波間に入ると
太一「うわー、すげー!これは危ない!ちょっと!」
船体は激しく傾き、しかも横風が!傾きすぎれば浸水するが、
ディレクター「ヤバい!水が入った!帆上げて!帆を上げて!」

船長・太一ではなく、スタッフの指示で帆を畳み
なんとか事なきを得たが
太一「やっぱり、あの島まで行くのに時間かかるな…」
松岡「まだ1/10も来てないよ、たぶん」

そこで、再び帆を広げる。舵でも傾きは抑えられるが、この日は松岡の少々荒い舵取り。
ディレクター「もうちょっとゆっくり舵切らないと!」
太一「(大きく傾いて)危ない!」
松岡「俺には0か100しかないんだから」

強風と松岡の操舵で帆船は浸水寸前。帆を畳んで様子を見るが、この風では、同じことの繰り返し。
そこで、船長の決断。
太一「よし!みんな(DASHl島に)帰ろう!」
航海はまたも、仕切り直しとなった。