夏も終わりに近づいたある日。 納涼の縁日でにぎわう神社の境内を通りかかった茂子一家。
翔太「ボクわたあめ食べたいな!」
悠太「ゲームがしたい!」
茂子「おかぁちゃん、おサイフ持ってきてへんがな…」

しかし今からサイフを取りに戻ったのでは縁日が終わってしまう。 そこで!
茂子「よっしゃ!おかぁちゃんが2人のためにお祭りを作っちゃろ!」

家に帰るとさっそく取り掛かったのはわたあめ作り。 砂糖の粗目を溶かして糸状に噴き出させて作るわたあめは、穴をあけたアルミ缶に砕いたドロップを入れて温めれば、お家でも簡単に作ることができる!
茂子「ほ〜ら、いっぱい出てきたで!」
ダンボールでドロップの糸が逃げないように囲い、その中に割り箸を入れると、みるみる間に綿状に絡まってきた!

茂子「どや?他にないやろ、こんなわたあめは!」
悠太「ちょっと苦いわたあめだかな…」
茂子「焦がしてもうたかな…」

その香ばしさも手作りならではの味。さらに茂子のアイデアでお祭りのメニューがお手軽簡単で、とってもケチケチに出来上がってゆく。