その間、村では酒の完成に向けてとっくりとおちょこを製作。
器用な達也はいとも簡単におちょこを完成、しかし城島は妙な芸術作品を作り上げ、自分では満足気な様子。
結局、達也作のおちょこが4つ、城島作のとっくりが2つ、一応完成した。

そしてその晩。迎えたもろみの4日目は、寒波の襲来によりマイナス2℃を記録していた。そんな状況にたまらず炭俵とコモを抱えて村を飛び出した男たちは、馬場酒造に着くとさっそくもろみの様子を伺う。
すると、発酵が進んで気泡が現れているはずが、寒さによって表面が乾燥してしまっていた。

さらに温度を確認すると、15℃に遠く及ばない7℃!
このままでは酒として完成しないかもしれない、と考えた達也は、タルの下に鉄板を敷き炭火で熱を与えてやることに。
すると1時間後、温度計は10℃をさし、なんとかもろみも復活してきた様子。
この晩はタルの周りをトタンで囲い、そのまま保温に努めた。