かつてから海上を動く船の動力といえば、風を受け帆をいっぱいに広げて走る帆船!
なかでも600年もの歴史を誇るヨットは、特にスピードに長けた帆船として知られ、オリンピックの競技種目にもなるほど。
そんなヨットならば、荒れる大海原もなんのその!湾を突っ切り陸路よりもはやく目的地に辿り着けるはず!

そこでやってきたのは福岡県博多湾。
玄界灘の荒波と多くの船の往来、そして国際大会も開かれるほどの良い風が吹くこの海。 この湾の入り口に当たる志賀島〜今津漁港の間13kmを、海の男・達也がヨットを操り突っ走る。
それに対抗するは、交通網の整った九州一の都市・福岡を約50km行く、長瀬。
はたしてこの勝負、どちらに軍配が上がるのか?

正午ジャストにスタートしたこの対決。
さっそく走り出す長瀬に対し、やや不安定なヨット達也。じつは達也、この日がヨット初体験。事前に指導は受けたものの、頼れるのは自分の体力と運動神経、そして気まぐれな風だけ。しかも、スタート時の風速は8m!その影響か、波もうねりを見せている。