そんなウィリアムさんとアラスカのクラス部屋は、刑務所の消防施設の2階。
テレビなどはあるが透明な素材でできており、中に何かを隠すといったことができないようになっている。ここが刑務所であることを思い出させる光景だが、部屋の壁には、これまでにウィリアムさんが訓練してきた犬たちの勇姿が飾られていた。

アラスカが来るまでウィリアムさんが訓練していたマギーは、今日でお別れ。
刑務所を出て新たな里親探しへと向かう。
ウィリアムさんにとっては、わが子のようにひとときも離れず過ごした犬たち。
笑顔でマギーを送り出し、アラスカもきっと元気になって旅立っていくはず。そしてこれからも日々犬たちと人のリハビリは続いて行く。

翌日、達也はあるお宅へやってきていた。
そのお宅のドアを開けると、出迎えてくれたのはなんと14匹の犬たち!
実はこの犬たちはすべて愛護センターから引き取られた犬たち。
飼い主であるボブさんは、保護された犬を引き取り愛情を注いでいるのだった。
それにしてもあまりにも幸せそうな犬たちを見て、達也がボブさんに尋ねた。
達也「どうやって信頼関係を築くのですか?」
ボブさん「それは芸の訓練を通して!」