続いて、だん吉が出会ったのは、元祖天むすのお店「千寿」
天むすといえば愛知県のイメージがあるが、意外にもその発祥は三重県。
二人は早速、元祖の味をいただく事に・・・。
ふんわりとしたご飯に包まれたエビ天ぷらに二人は満面の笑顔。
さらに天むすをお土産にいただき、その包みが気になり、聞いてみると、この地方伝統の「伊勢木綿」というらしい。

近くにあるというその織物屋を訪問。「伊勢木綿」の製法を学ぶ。
簡単に切れてしまう木綿糸を使って作るには、1分間に3cmほどしか織ることが出来ず、一反分13m織るのに丸一日かかってしまうという。せっかくなので、伊勢木綿の着物をかしていただき、それを身にまとい、伊勢路を進むことに。
伊勢木綿の着物の着心地のよさは最高で、物造りの‘匠'が凝縮されている。

・・・再び市内を東に走り出すだん吉であったが、残す余力もあとわずか。
海沿い目指し、なんとか漁港脇でストップ。
現代まで脈々と受け継がれてきた様々な伝統の凄みに触れ、人の歴史の壮大さをつくづく感じる一日となりました。