長瀬「昔の人の知恵とか、伝統のものって凄いなぁ。」
と、常滑焼の余韻に浸りながら、知多半島を海沿い目指して走っていると、またも気になる人を発見。
それは、乳母車を押しているおばあさん。
その乳母車の中を覗いてみると、中身はなんと魚!
松下さん「魚屋です。」
おばあさんの正体は、昔ながらのスタイルで魚を売り歩く「棒手振り」(ぼてふり/ぼてさん)であった。

そして、おばあさんのご厚意により、今朝仕入れたばかりの新鮮なメジロを、手早く仕上げてたまり干しにしたものを、御馳走になる。
それを七輪で炙れば、滴(したた)り落ちそうな程、旨い油が溢れ出る。
アツアツのそれを、七輪から直接いただけば、
長瀬「香ばしくておいしぃー」
と、活力みなぎるその美味しさ。

達也「次は何があるかなー?」
と、更なる出会いに期待し、再び走りだしただん吉が次にやって来たのは、潮干狩り場。
先に潮干狩りをしていた人に、この日の釣果(ちょうか)をたずねてみると、バケツの中には、アサリがどっさり。
そして、珍しいこんな貝も捕れていた。
達也「体が貝に収まってないじゃん!」
カタツムリのような見た目が特徴的なツメタガイ。