お互いが常に一緒にいること、それが大切な要素。
強盗や詐欺の罪で服役中の受刑者のドニカ受刑者は、犬と接することで、今までの自分のを見つめなおすことができたという。
ドニカ受刑者「私の人生の前半は世の中から奪うだけだったけど、残りの半生は世の中に貢献できればいいなと思っています」
ドニカ受刑者とトリクシーの介助犬への道のりは、まだスタートしたばかり。

続いて、シシリーさんに紹介されたのは、介助犬の最終段階のトレーニングを行っているテレサ受刑者。すでに10頭以上の犬を育てているという。
彼女が現在トレーニングしているレトリバーのタイも、介助犬訓練の最終段階に来ているという。
テレサ受刑者は穏やかな雰囲気を持つがこの刑務所に長く服役している。

彼女がタイと生活している部屋に案内された達也。
そこで見たのは、意外にも…
達也「猫がいるんですね」
猫がいる理由は犬の適正を見る為。特に介助犬になる犬はネコや鳥などの小動物等に気をとられてはいけないのだという。
達也「びっくりしないようにだ」
一般にはトレーニングした中の2割程度しかなれないといわれる介助犬。
しかし、ここでは彼女たちが24時間体勢で愛情を注ぎ、寝食を共にする事で、驚く程、成功率が高いという。