2009年の秋頃、幻のアサクサノリを根付かせようと設置した海苔ヒビ。
その周辺の水温を計ると12℃で、海苔の環境には最適だが、海苔らしきものは見当たらない。
木村さんによると、海苔が付くのは、まだこれからとのことで、海苔の胞子が付いているであろう牡蠣の殻を集めて袋に詰めてヒビにぶら下げる。
海苔養殖の際に利用される、落下傘という方法で、水流の影響を受けにくくなり、ヒビに海苔が付きやすくなるという。
果たして、海苔は無事に付いてくれるのか?

続いて、松岡が持ち出したものは、タコ壺。
実は、金沢地区の柴漁港にお邪魔した際に分けていただいていた。
このタコ壺を5個、DASH海岸の海底に設置。
季節としてタコの時期には早いが、何かしらの生き物は入るはずと木村さん。
新たな生き物との出会い、海苔の成長を願って、男達の挑戦は続く。

DASH海岸を後にし、だん吉の車内には、達也を加え、
ソーラーカーの旅で初めての3人乗り。
国道15号、第一京浜を北上で、東京までは28kmの表示。
いよいよ、ゴールも間近だが…。
達也「東京都だけど行ってない所がある」
それは、東京からおよそ1000km南に浮かぶ小笠原諸島。
南北に渡り30ほどの島々からなり、父島と母島では約2500人が生活をしている。
ザトウクジラやメグロ、オガサワラオオコウモリなど、天然記念物の固有種も多数生息している。
松岡「小笠原諸島を回って帰ってきてから、晴れてゴールだね」