しかし、その前に行っておきたい場所があった。
達也「ちょっとだん吉みてみようか」
前回の故障や、長年の旅で疲労した、だん吉を最後にチェックすることに。
国道を左に逸れ、ソーラーカーだん吉が生まれた場所、春山モータースに帰ってきた。
自分達の手で一から作り上げたソーラーカーだん吉。
日本一周を目指し、海沿いを走り続けて、およそ8年。
果たして、だん吉の状態は?隅々まで点検及び修理を。

まずは、ソーラーパネルを外し、チェック。
すると、アクリル板が変形し、フニャフニャになってしまっていた。
まずは、前回ショートしてしまったバッテリーファンの配線部分。
焼け焦げてボロボロになってしまっていた。新しい線と交換し、さらに、接続部分を絶縁テープで補強する。
城島「これでもう心配ないわ」

さらに入念に車体下のシャーシー部分を調べてみるが、思ったほど錆びつきなどは起こっていない。達也を中心に、定期的に錆び止めを塗った効果か。
以前取り付けたモーター下の泥よけカバーを取り外し、隅々まで見てみる。
2003年の10月、北海道で故障した部分だが、ここも目立つ故障や異常は見られない…が、よく見れば白い砂がたまっていた。
それは、2009年5月に訪れた新島の砂だった。