発泡スチロールを作るには、プラスチックの一種であるポリスチレンというビーズ状の粒を発泡機に入れて、蒸気と熱で発泡させて膨らませる。
さらにそのポリスチレンの発泡倍率によって重さの調整も可能。
発泡倍率30倍は硬く、密度が大きい分重くなる。
一方、80倍ならその1/3近い軽さとなる。
実際に作られた発泡スチロールのブロックを手に持ってみると、明らかにその違いがわかる。
太一「重さが全然違う」
太一は、大きくて軽い発泡率80倍の発泡スチロールを使うことに決めた。
そして長さ240cm・幅120cm・厚さ53cmの特大サイズの発泡スチロールブロックが完成。これを2本半組み合わせて、だん吉程の大きさの発泡スチロールとなった。

これが見事に宙を舞うカエルとなるのか?
加工する前の重さを測ってみると…。
太一「46kg!? これ跳ぶのかなあ!?」
何はともあれ、ボディに必要な材料を手に入れた太一は、ガレージに持ち帰ることに。

早速、持ち帰った発泡スチロールから、ボディ作りに取り掛かる。
カエルの下絵を書き、ニクロム線の熱を利用して発泡スチロールを溶かし切るスチロールカッターを使い、アウトラインをカットしていく。
底を除く5つの面をカットしながら、まずは大まかなカエルの形に。
カットした余分な部分を取り除いて、形を見てみると、どことなく、カエルの形に。
達也「カエルじゃん!!」