一方、秋田の松岡はクロマツ林の中で幻のキノコと呼ばれる“松露"を探していた。
松露は古くから美味のキノコとして知られ、昭和50年代頃までは、家庭料理としても様々な調理法で食べられていた。
現在は、特に生えやすい若いクロマツ林が全国的に減少し、手入れも行き届かなくなったため、松露も大幅に減少し「幻のキノコ」と呼ばれる程、貴重なものになってしまった。
結局、1時間ほど探して、採れた松露の数は、ぶっかけ料理には少々足らないようだが、ありがたく持ち帰る。

早速、採った松露で調理開始。
醤油、酒、砂糖で味付けをし、量によって鷹の爪も入れるという。
そうして甘辛く煮込んだら、新米あきたこまちの炊きたてに、煮汁ごとかけて、松岡本日2品目『松露の甘辛煮かけご飯』!
松岡「サクサクしてる」
タレと絶妙に絡んだ旨味とともに、その何かに似た食感を、記憶の中で辿ると…
松岡「きれいに炊けた…にんじん(?)」

達也「やっぱ海にいかないとダメでしょ、海の幸」
達也は、宮崎県北部、県内有数の港町、門川漁港で漁師さんに聞き込み。
すると、“トラガニ"というものが、ぶっかけご飯に合うとの情報。
早速、漁師さんの船で、これからまさに旬の、日向灘でよく揚がるという、“トラガニ"なるカニを求め沖へ。
岸から5分。砂地に多く生息するトラガニの漁場に着いたら、すぐに仕掛けの刺し網を達也が揚げるとすぐに…
達也「あ!カニいた!!」
だが、かかっていたのは、タイワンガザミ。塩ゆでがうまいが、トラガニの味には勝てないと言う。
トラガニがかかるのを信じ、海の上で粘る…