全国的に暑い日が続く8月。
特に今年は節電の夏といわれているが、茂子家でもきっちりと節電対策。
茂子「打ち水は陽が高くなる前にやらんとね」
水が蒸発する際に周りの熱を吸収する気化熱を利用した打ち水は、江戸時代の頃から行われ、日本の夏を涼しくしてきた。
朝夕の比較的気温が低い時間に、地面や家の壁などに風呂の残り湯などの水を少量ずつ撒くことがポイント。
江戸時代には、町や店に雇われて打ち水をしていた「水撒き男」なる商売をしていた者もいた。
茂子「あの子、ちゃんと勉強してるかなあ」
茂子が気になるのは、城島福(7歳)。
福は、ダンスに夢中で勉強そっちのけだった。
福「暑いんだもん、勉強なんかできないよ」
と、言う福に、茂子が涼しくしてくれるというが、果たして、茂子は何をするのか?

暑くてのどが渇いたという福に、茂子が持ってきたのは…
ペットボトルに入ったジュースのような飲み物。
茂子がフタを開けると炭酸が抜ける音、そしてコップに注いでみると泡が。
達也から送ってもらった有田みかんから作ったという、茂子お手製のジュースのお味は…
福「おいしい。シュワシュワしてる」
茂子「みかんの皮で作った、酵母の炭酸ジュースや」

酵母とは、果物や植物に存在している菌のこと。
酵母を増やす方法は、密閉容器にみかんの皮、ハチミツ、水を入れ、1日に1度、フタを開け、かき混ぜながら4〜6日置く。
腐敗臭がすると失敗なので注意を。
こうして無酸素状態で糖分を一緒に入れておくことで、エネルギーを得るために糖分を分解して、アルコールや炭酸ガスなどを発生させる発酵が起こり、酵母が繁殖する。
みかん酵母炭酸ジュースは、搾ったみかんに酵母を入れ、フタをして1〜2日置いて作った、天然100%の炭酸ジュースだった。
さらに、栄養満点のニンジンの皮で作った酵母も。ただし、その味は…
福「すっぱい」