マツタケを求め、傾斜40度の山を西へ向かうと、マツタケが期待できそうなアカマツ林が。
今西さん「5年以内にマツタケが出て欲しい山(エリア)です。」
そこで発見したのは、シカの糞。
里山の餌不足から野生のシカによる食害が全国的に増加。
さらに、マツタケと同じ時期に発生するニンギョウタケを発見し、マツタケへの期待も高まる。

しかし見つけたのは、枯れてしまったアカマツ。
今西さんの山でも、全体の2割のアカマツが枯れてしまっているという。
この松枯れが、マツタケの発生する環境を減少させている。
その原因となるのが、マツノマダラカミキリとマツノザイセイチュウ。
春になると、フェロモンを出しマツノザイセイチュウを集めるマツノマダラカミキリは、アカマツの樹皮を食べ、その傷からマツノザイセイチュウが侵入し、水の通り道である導管を塞ぎ、アカマツを枯らす。
対策としては羽化する前に枯れたアカマツごと焼却すること。

そしてついに!
太一「マツタケの匂いがしてきた!」
アカマツの周りを注意深く見ていると、長瀬が発見!
長瀬「マツタケだ!」
ようやく発見できた丹波マツタケは極上の香り。
昔は丹波地域(京都)でも山のように採れていたが、今ではおよそ500分の1ほどしか採れなくなってしまった。