季節は巡って春― 古くから、春告鳥といわれるウグイス。
北の海に春を告げる魚・ニシンは、3〜5月に産卵により海が乳白色に染まる、北海道の風物詩。
そう、日本各地には、春を告げる名物が様々ある。 そこで、“春を告げる名物 いくつ出会えるか!?"
松岡は古都の春を見つけるべく、伝統と歴史の残る京都へ。
そして、城島は、まだまだ雪の残る新潟県で雪国の春を探す!
果たして、見つかるか!?地元ならではの春の風物詩!

桜の開花、もうすぐだった京都府・向日市。
春を探す中、松岡は竹林公園を訪れる。
松岡「京都と言えばタケノコだもんね」
ここ京都洛西地区は、江戸時代からタケノコ作りが始まり、なかでも最高級と言われる“白子(しろこ)タケノコ"の産地。
この辺りでは、早い時季から採れることでも知られる。
早速、地元の方に案内して頂き、白子タケノコを栽培する竹林へ。

まだ寒さが残る時期だが、それでも春の恵みは待っていた。
白子タケノコは、その名の通り、白く柔らかで、えぐみが少ない。
通常のタケノコと同じく、孟宗竹(もうそうちく)の地下茎から伸びてくるが、粘土質な土が、地上に芽が出るのを抑え、アクを和らげる。
また、硬く丈夫にならないよう、芽が伸びてくる前の冬のうちに、竹林一面にワラを敷き、さらに上から土をかぶせ、外気に触れることと日当たりを防ぐ。
だが、柔らかい分、感触が判りにくいため、目で土の表面を探す。