4月下旬、福島県福島市内で始まった、品種改良6年目となる今年の新男米づくり。
目的は、昨年(新潟県南魚沼市)とは違う土壌環境で育てることによって、耐病性の再確認と共に、更なる良質米選抜。
そこで明雄さんが見つけてくれたのが、福島市内の米農家 難波憲吾さんの田んぼ。

開けた土地のため、風通しは良く、土壌はキメ細かい粘土質の赤土。
城島「村の土と全然違う」
難波さんによると、昨年は豊作で、放射能も未検出だったという。
さらに、いもち病予防の薬剤を苗に散布するため、いもち病の発生も数年聞いたことがないという。だが、異常気象の年には、部分的にいもち病が発生することもあるという。
難波さん「何もしないといもち病は出るかもしれません」

ならばここで、予防薬なしの新男米の苗を植えたらどうなるのか?
新男米二米目の力を確認するための、今年の稲作。
早速の種蒔き。
難波さん「本来、今頃に吾妻小富士にウサギの雪渓が残るんです」
標高1707mの吾妻小富士に降り積もった雪渓が、ウサギの形に見えるようになったら、この地域での種蒔きの時期。
今年も今までと同様、丈夫に育つ、ポット育苗箱への1 粒づつ蒔き。
撒いた苗箱は、難波さんのハウスへ置かせていただく。
明雄さん「一ヶ月後、今年も田植えしないと」
今年の米に胸も膨らむ。