しばらく車を走らせていると、目的のほうとう工場に到着。
太一「わたなべ食品って書いてある」
やって来たのは、ほうとう麺を作っている、創業35年目のわたなべ食品。
早速、工場長の堀内正太さんにお話を伺い、工場内を見せていただく。
太一が探すのは、あくまで捨てる部分。
しかし、堀内さんは、名産品・ほうとうの取材に来ていると思っているようで…。太一、なかなか本題に入れない。

しかし、意を決した太一は…
太一「…実は、ほうとうって余りとか出るのかなと」
堀内さん「商品にならない部分ですか?」

と、堀内さんが持ってきたのは。
堀内さん「今日のですけど…食えないですよ。乾燥しちゃってるから。麺がカチコチになっちゃってる」
ここでは、選び抜いた小麦粉をブレンドし、オートメーションで練って、板状に伸ばし、ほうとう麺の場合は、幅6mm〜1cmの麺状に切って生麺の状態のまま、真空包装される。
その行程で出てくる切れ端は、乾燥してしまい捨てるしかないという。

しかし、茹でればもしかしたら食べられるかもしれない!
太一「できたら、こういう端くれをちょっと頂きたいんですけど」
堀内さん「どうぞ。でも、ゴミっていうか、商品の価値がないものですから」

これこそまさに『0円食材』!
太一「超うれしいわこれ!実際の味、わかんないけどね」
山梨県の名物、ほうとうの麺の切れ端をゲット!