さらに、引っ張るあまり身を乗り出してしまうと、
前泊さん「サメは人間を見て尾びれを振り回す。叩かれたら即死」
尻尾からの攻撃で死に至ってしまうこともあるので注意。
また、あまりにも引きが強い場合、とっさにロープを手放さないと、そのまま海へと引きずり込まれ、噛まれてしまう事もあるという。
これらのことに注意して、いよいよ引き揚げ。

幹縄の部分は船の巻き上げ機で、枝縄の部分は人力で引き上げる。
まず、1本目の引き上げ。
サメが掛かっていると、急に重さを感じるというが、
達也「ダメでした…」
続いて2本目、3本目の枝縄も不発…と!
急に巻き上げ機のガシャン!という衝撃音が響いた!
城島「あ、デカい!魚影がある!」
前泊さん「引け引け!ロープをたぐれ!」

そこには紛れもなく、サメの姿が!

前泊さんの号令とともに二人が一気にロープを引っ張る!
一瞬、大人しくなったように見えても油断は禁物。
隙を見て、サメは尾っぽをひるがえし、再び海中へ。
そして、格闘すること数分、このままではらちが明かないため、十分に弱るのを待って引き上げ作業にかかる。
だが、この巨体をそのまま甲板に上げてしまうと、暴れて襲われることもあるので、サメの推進力となる尻尾をワイヤーでしっかりと縛り、船の後ろにくくりつける。