各地で夏休み最終日となるこの日、平均年齢38歳の男たちは、いささか遅めの自由研究に取り組もうとしていた。
長瀬「水鉄砲を巨大にしてみたい」
昔懐かしい、竹で出来たピストン式の水鉄砲。
長さ20cmの一般的なものでは、飛距離はおよそ5m。
これを一本の巨大な竹で作って、大放水してみたい!
どうせなら、目標は消防車の放水より遠くへ飛ばすこと!
“大人たちの大自由研究 巨大水鉄砲は消防車に勝てるか!?"

一本の竹で作る巨大水鉄砲、一体どこまで飛ぶのか?
そこで、専門家に飛距離の限界を予想してもらうと、多くの水鉄砲を販売している玩具メーカー「バンダイ」の担当者は12m、一方、別の専門家は40mと、意見は様々。
つまり、やってみなきゃ分からない!
そこで、巨大な竹を求め、高知県須崎市へ。
江戸時代から竹林が広がるこの場所に、竹製品のみを扱う専門店があるときき、長瀬と松岡が訪ねた。

明治27年から続く老舗の竹材メーカー「竹虎(たけとら)」。
こちらで売られているのは全てが竹製品。
商品は職人たちが昔からの手仕事で、一から作りあげている。
その職人達を束ねるのが、4代目・山岸義浩社長。
イメージに見合う巨大な竹はあるのか、さっそく工場へ案内していただくと、そこには無数の竹が立てかけられていた。
よく竹製品に使われているのは、長さおよそ10mの真竹(まだけ)。