今日は爽やかな初夏の陽ざしが射している。 せっかく梅雨入りしたというのに、こんなに晴れてしまっては梅雨の意味がない。 もちろん晴れていたほうが、私の気分はいいけれど、梅雨は梅雨らしくしてほしいもの。 |
そんな雨を願っているのは、村の作物も同じ。強い日差しに照らされている野菜達からは、「雨降れ、雨降れ」と声が聞こえてくるよう。それぐらい雨が少ない。
今年は雪も少なかったため、こんなに雨が降らないと水不足になりかねない。おいしいお米・野菜が食べられるか今から心配。 そんな心配をよそに晴れ間を楽しんでいるのは「北登」。楽しそうに散歩している。 7歳とは思えない走りで、私が息切れしてしまう程。北登はまだまだ若い。 |
ふと村の音も同じじゃないかなと思った。ただ小麦が揺れる音だけを聞いていても、さほどの魅力は感じない。目で黄金の穂が揺れるのを見て、小麦が風になびく音を聴くと、なんとも言えない美しさが生まれる。これは人間ならではの聴き方で、人間にしかできない聴き方でもある。 目と耳と心で聴く村の音。今年は、梅雨の雨音が聴けるか心配。 |