過去の放送内容一覧2017年7月
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2017年7月30日(日) 24:55ギャンブル依存
―巣食う闇を断ち切れるか―競馬などの公営ギャンブルにパチンコ、パチスロ。日本ほど"ギャンブル"が身近な国は少ない。そのような中、"カジノ解禁法"が施行された。 懸念されるのは、ギャンブル依存症の拡大だ。借金を重ねた末に、家庭崩壊、自殺未遂、犯罪に手を染めた依存症者。回復の途上には再発の不安がつきまとう。意志の弱さとされがちだが、射幸心を持つ誰もが陥る可能性のある"病"の現実から、支援のあり方を考える。 -
2017年7月23日(日) 24:55宙に浮いたハンドル
検証・部活動送迎死亡事故去年10月、石川県で中学校の野球部員を乗せたマイクロバスがワゴン車と衝突し、生徒2人が死亡した。運転していたのは、部員の保護者だった。 部活動の送迎は誰がすべきなのか?全国の自治体を取材すると、統一されたルールがないまま、教員や保護者がハンドルを握っている実態が浮かび上がってきた。そして、各地で毎年のように重大事故が起きていることも判明した。単なる交通事故として見過ごされてきた、生徒のいのち。防ぐ手立てはないのだろうか? -
2017年7月16日(日) 24:55パーの手がしたい
~"筋電義手"の子どもたち~生まれつき左腕の肘から先がない神(かみ)陽喜(はるき)くん(7)。幼稚園の頃、「みんなと同じようにパーの手がしたい」と泣きながら訴えた。そんな時に出会ったのが「筋電義手」。筋肉の微弱な電気を読み取り、自分の意志で指を動かすことができるロボットハンドだ。義手を「ぎーちゃん」と呼び、「大切な友達」と言う。義手とともに夢を掴もうとする陽喜くんの成長と、一人でも多くの子どもたちに筋電義手を届けるために奮闘する医師の姿を追う。【制作:読売テレビ】 -
2017年7月9日(日) 24:55にっこり笑って
~笑顔を残す遺影写真家~人生最後を飾る写真「遺影」。高知県大豊町で唯一の写真店を営む中西三男さん(69)は9年前から集落を回り、500人を超える笑顔の遺影を写してきた。きっかっけは自分の父親が亡くなった際、用意した遺影に優しかった父親の面影がなかったことを悔やんでいるから。中西さんは、過疎が進む集落で寂しく暮らす高齢者たちに「生きている間も笑顔で過ごしてほしい」と願い、遺影を写した後も交流を続けている。住民の暮らしに寄り添う中西さんの活動を描く。 -
2017年7月2日(日) 24:553.11大震災シリーズ(82)
L i f e
~原発事故と忘れられた津波~津波で集落が根こそぎさらわれた福島県南相馬市の海沿いで、春になると一面菜の花に囲まれる一軒の被災家屋。「悲しみよりも笑顔を」津波で行方不明の家族を自力で捜し続ける男性が種をまいたのだ。原発事故の影響で警察や自衛隊の捜索は満足に行われなかった。原発立地では「津波と原発事故」という複合災害発生の可能性がある。男性は問う。「なぜ、命は置き去りにされたのか?」苦悩の果て、前を向き生きる家族の5年間を追った。