2011年10月22日放送
『3・11大震災シリーズ17 在住カメラマンが見つめ続けたFUKUSHIMA』
で登場した金子二三夫カメラマンは、原発20キロ圏内に残された動物たちの姿を
「写真」でも撮り続けてきました。
あの日から1年・・・
2012年3月11日に、写真集が発売されます。
「鼓動 感じて欲しい小さな命の重み。」 犬猫みなしご救援隊 写真/金子二三夫
A5、並製、160ページオールカラー
定価1,575円(本体1,500円+税)
ISBN978-4-86385-073-6 C0072
できるなら、全頭連れて帰りたい!
3月13日、いち早く震災地に向かった犬猫みなしご救援隊。
そこで見たのは言語を絶する光景。
福島第一原発から20キロ圏内に取り残された犬や猫……。
これは置き去りにされた1300余頭を、
身を挺して救出した1年間の壮絶な記録である。
2012年3月11日全国書店にて発売。
アマゾンほか ネット書店でもお買い求めいただけます。
[著者紹介]
■NPO法人「犬猫みなしご救援隊」
NPO法人「犬猫みなしご救援隊」は、NPO(特定非営利活動)団体として2006年2月に承認された私設ボランティア団体です。動物と人間が共生できる明るい未来を目指します。
■写真・金子二三夫 (撮影監督・VTRカメラマン)
1948年7月8日、東京都生まれ。1973年(株)パビック入社。その後独立して(有)トムキャットを設立する。『アメリカ横断ウルトラクイズ』、『カルガモさんのお通りだ』、『情熱大陸』などドキュメンタリー、TV番組、CM、LIVE撮影などさまざまなジャンルで活躍。
最近の作品に『NNNドキュメント 在住カメラマンが見つめ続けたFUKUSHIMA』がある。
現在、福島県田村市在住。
[内容紹介]
4月20日、日本政府は福島第一原発から半径20キロ圏内を【警戒区域】に指定すると発表した。放浪している犬は、たとえ首輪をしていても保護できるが、つながれたままの犬は、飼い主からの依頼がない限り、保護できない。最後の二日間、私たちは死に物狂いで、犬や猫を20キロ圏外に連れ出した。つながれていた子には、「必ず、必ず、迎えに来るから」と泣きながら、頭を撫でて別れた。どの子も、ロープが届く限りのところまで来て、立ち去る私たちに向かって、鳴き続けた。この時の、あの鳴き声と、あの悔しさを、私は一生忘れない。 (本文より)