2010年05月

レンピッカ展、講演会「タマラ・ド・レンピッカとアール・デコのジュエリー」 報告

2010.05.06


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【4月26日  Bunkamuraザ・ミュージアム会場内】
いよいよ会期も後半に入り、日増しにお客様が増える中、
レンピッカ展の講演会「タマラ・ド・レンピッカとアール・デコのジュエリー」が
行われました。

この講演会は読売新聞のインターネットサイト「YORIMO」(ヨリモ)との
共同企画で実施したもので、特別に展示室内に席を設け、多数の応募の末、
当選したヨリモ会員の方々もレンピッカの個性溢れる作品に囲まれて、
期待高まるスタートとなりました。

講師の石澤季里さんはフランスの文化に造詣が深く、
レンピッカの活躍した1930年代に生きた女性の様子や考え方を、
写真資料も交えてお話されました。

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中でも盛り上がったのは、当時のジュエリーが単なる装飾品としてだけでなく、
身につける女性の精神的な支えであり、また戦火の中では、
貨幣以上に価値のある、まさに「鎧」というお話でした。

絵が売れるごとにジュエリーを購入したレンピッカの気持ちにも触れ、
あっという間に1時間の講演が終了。その後の特別観覧会は、
講演会を聞いた直後でもあり、お客様はいつもとは違う見方で観賞されているようでした。


参加してくださった皆様、ご協力いただいた石澤さん、本当にありがとうございました。