子育てハッピーライフシェアリング
ママモコモくらぶ 春まつり2015③

3月7日(土)汐留の日本テレビで開催された「子育てハッピーライフシェアリング ママモコモくらぶ 春まつり2015」の第三弾。今回お届けするのは、森永乳業さんによる、育児に役立つセミナーです。

セミナー「森永乳業Presents ラクトフェリンと食中毒について知ろう」

今回はだんだん暖かくなるこれからの季節にとっても気になる、食中毒がテーマ。森永乳業株式会社・栄養食品事業部の大野亨さんに、食中毒とそれに効くラクトフェリンについて、お話し頂きました。

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では、当日会場にお越しいただけなかった方のためにも、大野さんによるセミナーの内容をご紹介します。

■テーマ「森永乳業Presents ラクトフェリンと食中毒について知ろう」

▼食中毒とは、細菌やウイルスが原因で下痢や嘔吐の症状を起こすこと。

▼食中毒の原因菌は…
・生肉、特に鶏肉と卵などに気をつけたい「サルモネラ」
・肉類とその加工品(焼肉等)、生野菜などに気をつけたい「腸管出血性大腸菌」
・おにぎりなどの穀類加工食品、弁当、調理パンなどに気をつけたい「黄色ブドウ球菌」
などがあります。

▼様々な種類の菌が引き起こす食中毒ですが、共通しているのは5月から9月にかけて多く発生するということ。菌の多くが高温多湿な環境を好むため、夏がピークになります。

▼食中毒は、小さい子どもほど重症化しやすいのが特徴。
その理由は、
①腸内フローラ(※)の発達が未熟で、菌が容易に増えやすい。
②体力がないため、嘔吐や下痢が続くと、短時間で脱水症状に陥ることも。

※腸内フローラとは:人の腸内では多様な種類の菌が関わり合いながら、複雑な生態系をつくっています。
この微生物の集まりを植物の群集(フローラ)に似ていることから「腸内フローラ」と呼んでいます。

▼そんな恐ろしい食中毒の主な感染スポットはキッチン。まな板、包丁、スポンジなどには注意が必要です。

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▼そこで、食中毒を予防するための対策をご紹介します。

▼まず「体の外から編」。家庭で防ぐ食中毒のポイントです。
①スーパーでのお買い物は、寄り道せず、まっすぐ帰宅。
②購入した食品は、帰ったらすぐに冷蔵庫・冷凍庫に保管。
③食品の下ごしらえは、生ものに触れた際、毎回手を洗う。
④調理の最中、生の魚を切った包丁やまな板は、洗って熱湯消毒。
⑤たのしい食事の前に、料理を室温で長時間放置しない。
⑥残った食品は、清潔な容器に保存し、温め直すときには十分に加熱。

▼続いては「体の内から編」。
・食中毒菌が体に入ったからといって、すぐに下痢などの症状を引き起こすわけではありません。
・潜伏期間中にある程度まで菌が増殖しない限り、毒素は発生しません。
・そのため、食中毒予防の最善策は、免疫力を高めること。
・様々な実験や調査から「食中毒にかかりにくくする」「下痢症状からの回復を早める」「大腸菌の感染を抑制する」などの効果が示されているのがラクトフェリンという物質。

そう、大事なのは「ラクトフェリンによる食中毒に負けない体づくり」です。

▼ラクトフェリンが食中毒に効くわけ
ラクトフェリンとは、母乳(特に初乳)に多く含まれるたんぱく質。赤ちゃんを風邪などの感染症から守ると考えられています。

そしてこれまでの研究から、以下の有効性が報告されています。

<ヒトで確かめられた有効性>
・感染症からの防御(胃ピロリ菌の抑制、風邪症候群発症予防、歯周病・口臭の改善、等)
・発がんリスクの減少
・腸内フローラの改善
・貧血の改善
など

ラクトフェリンには、免疫力を高める効果や、食中毒の症状を軽減し、回復力を高める効果が示されています。

<ラクトフェリンが食中毒に効くメカニズム>
①免疫物質を増やす
②食中毒菌の付着たんぱく質を分解
③食中毒菌の増殖を防ぐ抗菌活性

詳しくは「ラクトフェリン 食中毒」で検索してみてください。

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ママ・パパの皆さんは、とても気になる話題だけに、皆さん真剣に聞かれていました。大野さん、ありがとうございました。

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