2021.9.11.

【篠突く雨】

部屋に駆け込んでくるいろは、かるた。
かるた「セーフ!」
いろは「もう少し遅かったら危なかったわね。」

文之介がびしょ濡れで帰ってくる
文之介「ただいま」
いろは「あら文ちゃん、びしょ濡れ!」
文之介「やられたよ…。
    隙間ないくらいのものすごい雨なんだもん」

かるた「ん?こういうのってなんて言うんだっけ?
    (なに突く雨?)あー思い出せない!ヘックシュン!
    ヘックシュン雨!」


かるたが突然くしゃみ!


 ? 突く雨』答えと、言葉の意味とは?


「細い雨が密になり激しく降る様子を「篠(しの)突(つ)く雨」と表現します。
「篠(しの)」は細く群がって生える竹や笹(ささ)の類いを指し、古くは『日本書紀』に登場します。
まるでその篠(しの)竹(だけ)を束ねて突き落とすように激しく飛んでくる雨を「篠(しの)突(つ)く」と形容した言葉です。