5月12日(水)深夜2:29〜3:29

指 揮 レイフ・セゲルスタム
指 揮 上岡 敏之
管弦楽 読売日本交響楽団
司 会 古市幸子(日本テレビアナウンサー)

ワーグナー作曲:
楽劇〈トリスタンとイゾルデ〉 から
 「前奏曲と愛の死」
楽劇〈ニュルンベルクのマイスタージンガー〉 から
 「第1幕への前奏曲」
歌劇〈ローエングリン〉 から 「第3幕への前奏曲」

※2010年2月12日 サントリーホールにて収録

ヨゼフ・シュトラウス作曲:
ワルツ「隠された引力」デュナミーデン

※2009年1月23日 サントリーホールにて収録


巨匠レイフ・セゲルスタムのワーグナー特集
 巨匠レイフ・セゲルスタムは シベリウス、ニールセンなど北欧の作曲家は勿論、
 ワーグナー、マーラーなどドイツ系の音楽が得意。
 今日はワーグナーの名曲をお楽しみ頂きます。



読響とは1998年に初共演。
今回が4年ぶり、5回目の共演となります。
聴きどころと注目点
♪ワーグナー:
楽劇〈トリスタンとイゾルデ〉 から 「前奏曲と愛の死」
  曲の冒頭に出てくる不協和音「トリスタン和音」に注目!
  音楽の歴史に新しい時代をもたらした画期的な響きです。


楽劇〈ニュルンベルクのマイスタージンガー〉 から 「第1幕への前奏曲」
  ハ長調「ド・ミ・ソ」のシンプルで明るい和音に注目
  1曲目との響きの対比をお楽しみください。


歌劇〈ローエングリン〉 から 「第3幕への前奏曲」
   ワーグナーのロマンティックオペラの最後の作品
   演奏会ではアンコール曲として演奏されました。




ドイツで活躍中の上岡敏之指揮による華麗なワルツ


ヘッセン州立歌劇場音楽監督、ヴッパータール市の音楽監督を経て、
現在はザールブリュッケン州立歌劇場の音楽監督を務める。


♪ヨゼフ・シュトラウス:
ワルツ「隠された引力」デュナミーデン

 R・シュトラウスのオペラ「ばらの騎士」の
 「オックス男爵のワルツ」に引用されたという
 ワルツのメロディに注目


読響新常任指揮者シルヴァン・カンブルラン
2010年4月から、読売日響の第9代常任指揮者に就任した、フランス出身の巨匠シルヴァン・カンブルランさんの
就任披露演奏会が5月1日に行われました。
就任披露演奏会と披露パーティーの模様をマエストロのインタビューとともにいち早くお届けします。





《シルヴァン・カンブルラン インタビュー》
Q 読響常任指揮者就任について?
日本は私にとって「新しい文化」「新しい場所」で
すごく新鮮に感じています。
オーケストラも素晴らしく、聴衆も温かい。

この演奏会の模様は7月14 日に放送されます。
どうぞお楽しみに!

指揮:シルヴァン・カンブルラン
バルトーク作曲 2つの映像 作品10
ストラヴィンスキー作曲 バレエ音楽「春の祭典」


シルヴァン・カンブルラン (読売日響第9代常任指揮者) Sylvain Cambreling
1948年フランス・アミアン出身。バーデンバーデン&フライブルクSWR(南西ドイツ放送)交響楽団の首席指揮者およびクラングフォーラム・ウィーンの首席客演指揮者を務めており、独創的なプログラミングと、現代音楽に対する深い造詣が高く評価されている。オペラの分野ではベルギー王立モネ歌劇場の音楽監督、フランクフルト歌劇場の音楽総監督を務め、またザルツブルク音楽祭への出演のほか、パリ・オペラ座の主要な指揮者として多くの作品を指揮。
これまでにウィーン・フィル、ベルリン・フィル、クリーヴランド管、ロサンゼルス・フィルなどを指揮。
2010年4月、読売日響第9代常任指揮者に就任。 2012年のシーズンから、シュトゥットガルト歌劇場の音楽監督に就任することが決まった。


レイフ・セゲルスタム(指揮者)  Leif Segerstam(conductor)
1944年生まれ。1953年から63年までヘルシンキのシベリウス・アカデミーで指揮、作曲、ヴァイオリン、ピアノを学ぶ。引き続き、ニューヨークのジュリアード音楽院で研鑽を積んだ。ヘルシンキ、ストックホルム、ベルリンの歌劇場指揮者からキャリアをスタートさせ、並行してメトロポリタン・オペラ、スカラ座、コヴェント・ガーデン、テアトロ・コロンほか、ケルン、ジュネーヴ、ハンブルク、ミュンヘンの歌劇場に客演した。 ウィーン放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団の首席指揮者を歴任。現在は1995年から2007年まで12年間首席指揮者の地位にあったヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の首席桂冠指揮者を務める他、シベリウス・アカデミー指揮科教授の要職にある。
上岡敏之(指揮者)  Toshiyuki KAMIOKA(conductor)
東京芸術大学で指揮、作曲、ピアノ、ヴァイオリンを学ぶ。2年後、ロータリー国際奨学生としてハンブルク音楽大学に留学し、クラウスペーター・ザイベルに指揮を師事。キール市立劇場のソロ・コレペティトール及びカペルマイスターとして、歌劇場でのキャリアを開始。エッセンの市立アールト劇場の第一カペルマイスター、ヘッセン州立歌劇場音楽総監督を経て、現在、ヴッパータール市の音楽総監督の任にある。更にドイツでは多くの第一級オーケストラと共演し、日本でもNHK交響楽団、読売日本交響楽団などで名声を得ている。また、後進の育成にも力を注いでおり、87年からハンブルク音楽大学で室内楽と伴奏の講師を務め、04/05年の冬学期からはザールブリュッケン音楽大学の指揮科正教授でもある。2007年6月、第15回渡邊暁雄音楽基金 音楽賞・特別賞を受賞。