1月16日(水)深夜2:44〜3:44

指 揮 オスモ・ヴァンスカ
管弦楽 読売日本交響楽団
司 会 松井咲子(AKB48)

ブラームス作曲:
交響曲第1番 ハ短調 作品68 から
第1楽章、第3楽章、第4楽章

※2012年2月21日 サントリーホールにて収録



≪ブラームス交響曲第1番≫
オスモ・ヴァンスカさんの指揮で、ブラームスが20年以上あたためて完成させた、交響曲第1番をお送りしました。


オスモ・ヴァンスカ
1953年フィンランド生まれ。
現在ミネソタ管弦楽団の音楽監督を務める。

オスモ・ヴァンスカ インタビュー

Q.ブラームス交響曲第1番の魅力は?
簡潔にたとえると、ブラームスの交響曲第1番はわれわれの人生そのものなのです。 晴れの日もあれば雨の日もあり、絶望したりトンネルの先に光明を見出したりします。そうしてわれわれは前へ進むことができるのです。どんな作曲家の偉大な作品でも、自分自身の人生に重なることがあると、生きる支えになるものです。
今回、オスモ・ヴァンスカさんたっての希望で、「対向配置」で演奏されました。

対向配置
第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが向かい合って並ぶ配置。マエストロ曰く、「より音楽に広がりを感じられ、さらにコントラバスがいつもと逆の下手側に配置されることで、第1ヴァイオリンもリズムの刺激を受け、バランスが良い」とのこと。


≪コントラバスの魅力に迫る!≫
今回、ゲストに読響首席コントラバス奏者の西澤誠治さんをお迎えし、コントラバスの魅力や疑問について色々とお話を伺いました。

西澤誠治(読響首席コントラバス奏者)
1994年読響に入団。バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカなど、多数の古楽アンサンブルにも参加している。

〜首席コントラバス 西澤誠治×AKB48 松井咲子〜

松井 西澤さんは読響に入団してどのくらいですか?
西澤 そろそろ20年になります。
松井 コントラバスをやっていてよかったことはありますか?
西澤 低音を支える喜びもありますし、オーケストラのリズムも
    和声的にも土台を作るという喜びは変えがたいものが
    ありますね。

松井 ひとつ気になっていることがあるのですが、コントラバスを
    始める方は、ヴァイオリンから始めるわけではないのですか?

西澤 コントラバスを始めるのにヴァイオリンから始める必要はまったくないです。
    コントラバスは体が大きくなってから始める人が多いですよね。

松井 後ろにたくさんのコントラバスが並んでいますが、練習するときにはいつも持ち運んでいるのですか?
西澤 オーケストラで一番楽な楽器がコントラバスだと思います。
    なぜなら全部団の人たちが衣装も弓も楽器もすべて運んで
    くれるのです。だから手ぶらで行っても大丈夫です。オーケストラに
    入られる方は是非コントラバスをやるといいかなと思います。

松井 同じコントラバスでも音の違いはあるのですか?
西澤 こうやって見ていただいてわかるように、色から何から全然
    違いますよね。それと同じようにひとつひとつ音は違います。
    5弦があったり4弦があったり、作られた国も違います。ドイツや
    イタリア、ベルギー、イギリスなど、国によって音も違います。


〜西澤誠治のコントラバス講座〜
様々な種類のコントラバスや弓について、西澤さんに教えていただきました!

弦が5本のコントラバス
通常のコントラバスは弦が4本だが、チェロと同じ最低音をカバーできるように弦が5本になっている。

ベルギー製 「ダルシェ」
1900年頃製作
トラのような縞模様があり、深くて渋い音がする。
松井さんお気に入りのコントラバス!


小さいコントラバス
「ジョバンニ・パオロ・マッジーニ」

1610年頃製作
弦の長さが通常よりも短く、
弦を押さえる間隔が狭くなる。

ドラゴネッティ・ボウ
1870年頃製作
イタリアのコントラバス奏者ドラゴネッティによって改良された弓。
イタリアからイギリスに持ち込まれ、19世紀〜20世紀に至るまで、
イギリスではこの弓のスタイルで弾かれていた。

一般的に使われているジャーマン・ボウと比較してみると、かなり形が違うことがわかる。 ジャーマン・ボウでは出せないような魅力的な音が出せるとのこと。
〜松井咲子 コントラバス初挑戦!〜

西澤さんご指導のもと、
コントラバスを弾かせて頂くことに!
松井さんは背が高く手も長いので、コントラバスに向いている!と西澤さんのお墨付き。
なかなか他の楽器を弾く機会がないので感動した!と松井さん。

≪コントラバス西澤誠治&ピアノ松井咲子共演!≫
今回、松井さんのピアノ伴奏で、コントラバスとの二重奏が実現!
曲目は、西澤さんが初めて人前でコントラバスを演奏したという思い出の曲、
サン=サーンス作曲 組曲<動物の謝肉祭>から「象」。
サン=サーンス 組曲<動物の謝肉祭>
私的なコンサートのために書かれた曲。象やライオン、カンガルーなどの動物から化石、ピアニストまで様々な動物を音楽で表している。

松井咲子さん感想
すごく緊張しました。でも貴重な体験をさせて頂きました。ありがとうございました!


西澤誠治さん感想
思い出の曲を松井咲子さんと演奏できて、さらに良い思い出になりました。


読響コンサートへの誘い!!〜 from田村博文(ヴァイオリン)

ヴァイオリン
田村博文

2月18日(月) 19:00開演
サントリーホール
2月20日(水) 19:00開演
東京芸術劇場


ブルックナー
交響曲第5番 変ロ長調 WAB.105

指揮 下野竜也

2月の読響演奏会の一押しは、正指揮者下野さんとのブルックナー交響曲第5番です。
これまで下野さんとブルックナーの交響曲は2009年の12月に正指揮者としてはじめて九州公演で交響曲第4番を演奏しました。福岡と出身地鹿児島での白熱のステージだったことを思い出します。今年度で正指揮者としての任期を終える下野さんが最後にその思いを込めて大曲ブルックナーの交響曲第5番を選びました。マエストロ下野と読響の渾身のブルックナーの第5番をご期待ください。

コンサートの詳細は読売日響ホームページ http://yomikyo.or.jp/ をご覧下さい。

オスモ・ヴァンスカ(指揮者) Osmo Vänskä(conductor)
1953年フィンランド生まれ。ヘルシンキ・フィルの副首席クラリネット奏者として活躍したのち、指揮に転向。シベリウス・アカデミーでヨルマ・パヌラに師事し、1982年のブザンソン国際青年指揮者コンクール(フランス)に優勝、活躍の場を世界に広げた。タピオラ・シンフォニエッタ音楽監督、アイスランド響音楽監督、BBCスコティッシュ響首席指揮者、ラハティ響音楽監督などの要職を歴任したのち、2003年にミネソタ管の第10代音楽監督に就任。同管とは、任期を延長して15年まで音楽監督を務めることが決定している。