放送内容

日時

2016年1月21日(木)午前2:34~3:34(水曜深夜)
BS日テレでは2016年1月30日(土)朝7:00~8:00に放送

出演

指揮 久石 譲、オスモ・ヴァンスカ
ソロ・コントラバス 石川 滋(読響・ソロコントラバス)
管弦楽 読売日本交響楽団
司会 松井咲子

曲目

♪ビゼー作曲(木村将之編曲)
「カルメン」組曲から「ジプシーの踊り」
※2015年2月12日たましんRISURUホール・小ホール

♪久石 譲作曲
コントラバス協奏曲(世界初演)
※2015年10月29日東京芸術劇場

♪シベリウス作曲
〈カレリア〉組曲 作品11 から 第2楽章、第3楽章
※2015年11月27日サントリーホール

読響ソロ・コントラバス奏者 石川 滋がソリストとして登場!

今回は読響ソロ・コントラバス奏者の石川滋さんをゲストに迎え、オーケストラの縁の下の力持ち「コントラバス」の魅力に迫りました!

一曲目にお送りしたのは2015年2月12日に行われた「読響コントラバス・オクテット演奏会」からビゼー作曲(木村将之編曲)「カルメン」組曲から「ジプシーの踊り」です。

石川 コントラバスだけの八重奏というのは珍しいですよね。僕も四重奏などはよくやりますが、八重奏はさすがに初めてでした。コントラバス・セクション全員の頑張りのおかげで難しかった収録も無事に終えることができました。

松井 私は以前から男らしいという印象をコントラバスに持っていたのですが、その中でダンディーな皆さんが演奏されているのはとてもかっこいいと思いました。

読響コントラバス・オクテット演奏会の模様は現在日テレオンデマンドにて全曲ノーカット無料配信中!

久石譲作曲「コントラバス協奏曲」。石川滋の語るこの曲への思いとは…?

松井 今回お送りしたコントラバス協奏曲ですが、この曲は、久石さんが石川さんと読響のために書き下ろされた新曲だとお聞きしましたが、いかがでしたか?

石川 久石さんに曲を書いていただくということは夢のような出来事でした。ましてやソロ楽器としてはマイナーであるコントラバスで協奏曲を書いてくださったのは自分にとってとても貴重な経験になりました。

松井 コントラバス協奏曲というのはジャンル自体珍しいかと思うのですが、その中で久石さんからのコントラバスへの要求というのはどういうものでしたか?

石川 最初に譜面を見たときはその曲の素晴らしさに感動して、「ぜひ弾きたい!」と思ったのですが、冷静に譜面を見てみると「これは弾けるのだろうか?」と思うほど難曲でした。音の数や跳躍の多さ、それに音域がとても広く短時間の間に弾かなければならないなど…大変でしたね。

松井 私も会場で聴かせていただきましたが、聴いているだけで「次は何が来るのだろう」というわくわく感がありましたし、コントラバスをやったことが無い私でも難しそうだなというのが分かりました。ですがとてもかっこいい、素敵な曲だと思いました。

石川 今久石さんがなさりたい音楽というものがすごくわかる中で、今まで培ってきた映画音楽などのポップな音楽性も随所に見られて、とても素晴らしい曲です。

久石 譲作曲 コントラバス協奏曲(日本テレビ委嘱作品・世界初演)
石川さんと読響のために久石さんが書き下ろした新曲。独走コントラバスと各楽器の“かけあい”にもご注目ください。

そして、次回の読響シンフォニックライブはフィンランドのマエストロ、オスモ・ヴァンスカさんが登場!
同じく、フィンランドのヴァイオリニスト、エリナ・ヴァハラさんと共にシベリウス作曲ヴァイオリン協奏曲を披露してくださいます。
今回はその放送に先がけ、ヴァンスカさんの指揮でシベリウス作曲〈カレリア〉組曲から第2楽章、第3楽章をお送りいたしました。

シベリウス作曲 〈カレリア〉組曲 作品11
フィンランド南東部の湖水地方カレリアの歴史を描く野外劇の付属音楽としてヘルシンキ大学の学生団体から委嘱されて作曲された。

訃報 名誉指揮者クルト・マズアさん死去
去る2015年12月19日 読響・名誉指揮者であるクルト・マズアさんがお亡くなりになりました。88歳でした。1976年に読響と初共演したマズアさんはその後、1979年に読響・名誉指揮者に就任。以降、2000年12月の最後の共演まで数々の名演を残してきました。マエストロのご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

演奏者の略歴

久石 譲(指揮) Joe Hisaishi (conductor)

久石 譲(指揮)
Joe Hisaishi(conductor)

1950年、長野県出身。国立音楽大学在学中よりミニマル・ミュージックに興味を持ち、現代音楽の作曲家として出発。「MKWAJU」(1981)から、最新作「ミニマリズム 2」(2015)まで多くのソロアルバムを発表。
1984年の映画『風の谷のナウシカ』以降、国内外の映画音楽を多数手掛ける。近年の代表作は、滝田洋二郎監督『おくりびと』(2008)、李相日監督『悪人』(2010)、宮崎駿監督『風立ちぬ』(2013)、高畑勲監督『かぐや姫の物語』(2013)、山田洋次監督『小さいおうち』(2014)、若松節朗監督『柘榴坂の仇討』(2014)など。2001年、映画監督・音楽・共同脚本を手掛けた『Quartet カルテット』を製作。映画音楽においては、これまで8度にわたる日本アカデミー賞最優秀音楽賞をはじめ、海外でも数多くの賞を受賞。
2004年7月、新日本フィルハーモニー交響楽団と「新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ」を結成し、音楽監督に就任。自身の演奏活動では、ピアノソロや室内楽、オーケストラなど様々なスタイルのコンサートを精力的に行う。近年はクラシックの指揮者としても国内外で精力的に活動するほか、現代音楽の作品を手掛けるなど、活動の場は多岐にわたる。また、2014年より久石の主宰によるミニマル・ミュージックやポストクラシカルといった最先端の“現代の音楽”を紹介するコンサート「Music Future」シリーズを始動。作曲家の視点で構築するコンサートは高い評価を得ている。
国立音楽大学招聘教授。2009年紫綬褒章受章。長野市芸術館・芸術監督(2016年開館予定)。

オスモ・ヴァンスカ(指揮)

オスモ・ヴァンスカ(指揮)
Vänskä Osmo (conductor)

1953年フィンランド生まれ。ヘルシンキ・フィルのクラリネット奏者としてキャリアをスタートさせた後、シベリウス・アカデミーで指揮をヨルマ・パヌラに師事した。1982年にフランスのブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、一躍注目される存在となった。
1988年に母国ラハティ響の首席指揮者に就任し、鮮烈な音楽作りで話題を呼んだ。特にシベリウスの演奏・解釈では高い評価を得て、全交響曲・管弦楽曲の録音を行うなど、ラハティ響とは20年間にわたって良好な関係を築き、現在は桂冠指揮者。1993年~2002年にアイスランド響の首席指揮者(現首席客演指揮者)を歴任した後、2003年からはアメリカ・ミソネタ管の音楽監督を務めており、ベート―ヴェンの交響曲全曲録音などで世界的な名声を確立した。またベルリン・フィル、ロンドン響、ロンドン・フィル、ベルリン・ドイツ響、オランダ放送フィル、フィンランド放送響など欧米の主要オーケストラを指揮し、近年はシカゴ響、サンフランシスコ響、クリーヴランド管にも客演している。
読響には2002年に初登場して以来、たびたび客演している。北欧音楽を中心にレパートリーを広げ、ファンも多い。今回は3年ぶりの登場。シベリウスの交響曲第1、6、7番は初披露となる。

石川 滋(コントラバス)

石川 滋(コントラバス)
Shigeru Ishikawa (Double Bass)

東京生まれ。3歳より祖母(鈴木メソード指導者)にピアノを師事。慶応義塾大学経済学部卒業。桐朋学園ディプロマ・コースに在籍し堤俊作に師事。1988年渡米、エール大学音楽学部にてゲイリー・カーに師事、ジュリアード音楽院にてユージン・レヴィンソンに師事、92年同修士課程卒業。ニューワールド交響楽団首席、フロリダ・フィルハーモニック・オーケストラ首席、06年スイスのベルン交響楽団ソロ首席コントラバス奏者を経て、13年より読売日本交響楽団ソロ・コントラバス奏者。92年よりサイトウ・キネン・フェスティバルに参加。「王冠の宝石」-マイアミ・ヘラルド紙(アメリカ)、「強靭かつフットワークの軽い名人芸」-サン・センティネル紙(アメリカ)と評されるなどその実力は内外でも高く評価されている。公演がNHK-BS「クラシック倶楽部」で収録された他、NHK-FM、J-WAVEに出演。96年月刊『ストリング』(レッスンの友社)での連載では、斬新な技法を紹介し大きな反響を得た。リサイタルでは他楽器のための曲に取り組み、コントラバスのソロ楽器としての可能性を追求している。バッハの無伴奏チェロ組曲の演奏を自身のライフワークとし、CD「バッハの無伴奏チェロ組曲第1、2、3番」(11年)では注目を集めた。

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