STORYストーリー

#3428日(日) 22:30~23:25

昔から恨んでいたタレント医師の山際(森岡豊)を“殺してもらった” 藤井(片桐仁)。“殺したい人間を殺してもらったら、次は引いた紙に書かれた人物を殺す”というのが、交換殺人ゲームのルール。つまり藤井が、引いた紙に書かれた“タナカマサオ”を“殺す番”なのだ。しかし、“タナカマサオ”が誰なのか見当もつかない藤井は、『あなたの番です』という大量の脅迫状を前に為す術なく追い詰められていく。そして、山際の生首が藤井の自宅に――! 藤井は、山際を殺して自分を脅迫する犯人はマンション住民の中にいると疑う。



山際殺害事件に興味津々で推理モードの翔太(田中圭)は菜奈(原田知世)に、自分の推理を披露するが、交換殺人ゲームが現実になっているのでは…と不安な菜奈は、心ここにあらず。元気のない菜奈を心配する翔太は、彼女を励まそうとする。



そんな中、菜奈は早苗(木村多江)から、山際を殺したのは藤井だという噂が住民の間で広がっていることを聞かされる。臨時の住民会が開かれ、菜奈のほか、早苗、久住(袴田吉彦)、淳一郎(生瀬勝久)、洋子(三倉佳奈)、浮田(田中要次)、尾野(奈緒)、美里(峯村リエ)が出席。招集をかけたのは淳一郎だった。彼は、根拠のない噂で藤井を傷つけるのはやめようと一同に訴えるが、その思いとは裏腹に住民たちは、山際を殺した犯人は誰なのかと、お互いに疑心暗鬼になるのだった。「このマンションは不穏な空気に包まれている」と正義感にかられた淳一郎は、住民たちに内緒でマンション内のあちこちに監視カメラを設置する。



一方、藤井は追い詰められ、精神状態が不安定になっていく。“タナカマサオ”とは誰なのか? 藤井は、シンイー(金澤美穂)が働くブータン料理店の客にまで声をかけて探していた。藤井は、心配して駆けつけた菜奈、早苗、久住にも「タナカマサオを知っているか」と尋ねる。菜奈たちは、藤井が“タナカマサオ”を殺そうと考えているのではないかと心配するが、もはや誰も信用できない藤井は、菜奈たちの言葉に耳を貸そうとしない。
『あなたの番です』と藤井に次の殺人を促す脅迫は、ますますエスカレート。藤井の混乱は、極限に達する。そして藤井は、思いがけない事実にたどり着いてしまう――!



藤井のもとに、一通のメールが届く。添付されていたのは、彼が住民会で山際への殺意を話した時の音声データ。続いて送られてきた動画では、謎の人物が山際の生首を包んでいた藤井のバスタオルを持っていた。謎の人物は、「ルール通りに行動しなければ、音声データとバスタオルを殺人の証拠として警察に届ける」と脅迫し、藤井を煽る――。
「さあ、あなたの番ですよ!」
ついに極限まで追い詰められた藤井は、思いがけない形で “タナカマサオ”の正体を知ることになる。その人物とは、藤井の病院に患者としてやって来たブータン料理店の店長・ドルジ(名倉右喬)だったのだ。
店長の名を書いたのは、シンイーだと思われた。彼女は、恋人・クオン(井阪郁巳)の不法滞在をネタに店長からしつこく口説かれていた。藤井が店長の命を狙っていると気づいたシンイーが店に電話すると、彼は無事だった。ホッとした次の瞬間、すさまじい爆発音とともに電話が途切れる――!
ガス管のホースが切られ、ガスが充満した店内で、店長がタバコに火をつけた瞬間、引火し、店が爆発したのだ。
翌朝。シンイーの部屋のベランダに置かれた植木鉢には、“あなたの番です”と書かれた包丁が刺さっていた…!悲劇の連鎖は、このまま止められないのか―――?

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