第1話

脚本家になることを夢見る青年、九朔満大(菊池風磨)。執筆に専念するため、一年間限定でビルの管理人をすることを条件に、高校時代からの親友・後藤健(髙地優吾)とともに雑居ビル「バベル九朔」にやってきた。



引っ越し初日に出会ったのは、風変わりで、いかにも繁盛してなさそうなビルのテナントさんたち。4階に探偵事務所を持つ四条さん(池田鉄洋)曰く、このビルを建てたのは「大九朔」と呼ばれる満大の高祖父だという。話半分に聞いていると、突然扉が開き、B1Fでスナックを営む千加子ママ(佐津川愛美)が乱入。強引に満大たちをスナックへと連れて行く。そこには個性的なテナントさんが勢ぞろいで、2人の歓迎パーティーが始まった…



そんなある日、千加子ママから大きなネズミの駆除を頼まれる。言われるがまま、地下の物置部屋の鍵を開けると、突然強い光に包まれ意識を失う。目を覚ますと目の前には、白い服の少女が現れ…。迷子だと思い込む満大に、少女は告げる。「ここは現実じゃない、バベル」。
扉の向こうには、現実と似ているようで全く違う“バベル”の世界が広がっていたー



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