今回の厄介者

ソウギョ ~お堀のミサイル~

特徴

生物

『ソウギョ』
コイ目コイ科。
体長2mを超える事もある巨大淡水魚。
流れの緩やかな河岸や湖沼に生息。
漢字では「草魚」と書き、文字通り、水草などを主に主食とする。
音や振動を感知する側線だけではなく、体内の浮き袋を使って振動などを敏感に感知し、逃げてしまうほど警戒心が強い。
泳ぐスピードが速く、時には水面を飛び跳ねる様子から別名「ミサイル」

原産地

中国大陸原産。

問題

100年程前から、増えすぎた水草を除去するために各地で放流。
しかし、大きく成長すると食べる水草の量も増えて、水草を食べ尽くしてしまう。
結果、水草を棲み処にする小さな魚や、産卵場にする在来種が減ってしまう恐れも。

専門家

加藤英明

静岡大学教育学部講師。
講師として学校で授業を行う傍ら、外来生物の捕獲・研究など保全生態学にも取り組んでおり、各地で講演や調査を行っている。

捕獲方法

ソウギョやコイを捕獲する方法は巻き網。
まず、包囲網を固めるために、離れた両側に網を張って、逃げ道を塞ぐ。

網だけではなく、ソウギョが好むキャベツも設置し、寄せ付けておく。

両端の網を張った内側から、徐々に袋状になるように巻き網を引いていく。

巻き網の中のソウギョやコイをタモですくって捕獲する。

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