今回の厄介者

ウシガエル ~生態系の破壊王~

特徴

生物

『ウシガエル』
アカガエル科アメリカアカガエル属。
最大体長20cm、体重800gにもなる、日本最大のカエル。
池、沼、湖などの止水で雄は繁殖なわばりを持ち、水面に浮きながら「ウオー、ウオー」と鳴く。
幼生越冬することから、1年を通して水のある環境で生息する。
肉食性で、口に入る大きさであればほとんどの動物を食べる。
昆虫、アメリカザリガニ、他のカエル類、魚類など、小型哺乳類や小鳥を襲うこともある。

原産地

アメリカ大陸原産。池沼などの止水、穏やかな流れの周辺に生息。
在来のカエル類に比べ水生傾向が強く、成体は1年中池で見られる。

問題

日本には、食用、養殖用として持ち込まれたが、それが野生化。
かつて「日本一汚い川」と呼ばれた綾瀬川では、懸命な努力により水質が改善。現在では、ニホンウナギやニゴイなどの貴重な在来種の姿も見られる、都会のオアシスに。野生の生き物が自立して生息・生育できる空間として作られたビオトープは、流れがなく、エサとなる生き物が豊富な場所で、野生化したウシガエルにとっても、繁殖しやすい環境。

専門家

加藤英明

静岡大学教育学部准教授。
准教授として学校で授業を行う傍ら、外来生物の捕獲・研究など保全生態学にも取り組んでおり、各地で講演や調査を行っている。

捕獲方法

【捜索】
近くで鳴き声が聞こえるとナワバリを主張して鳴き出す習性があり、スピーカーで録音した鳴き声を流して位置を特定する。

【ガサガサ】
タモ網を使い、水草の根元や石のすきまを探りながら追い込んで捕獲する。

【罠】
ウシガエルが潜んでいそうな茂みにカゴを設置する。

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