晩秋から春にかけて広葉樹の枯れ木や切り株に発生するシメジの一種で、「寒茸(たかんけ)」とも呼ばれる。一ヶ所に幾重にも折り重なって郡生し、一株10kg前後になる場合もある。かつては、本種が「シメジ」として流通していたが、その後ブナシメジが「ホンシメジ」を騙るようになった。傘は径5~15cmで肉厚があり、味にも香りにも癖がなく、汁物、鍋物、炊き込みご飯、天ぷら、うどんなど様々な料理に利用できる。だが、毒キノコのツキヨタケに似た形状であるため、間違わないよう注意が必要。