春から秋にかけて、広葉樹の枯れ木、切り株などに発生。一般に流通するキクラゲに似ているが、直径5~13cmと大柄で、背面に毛が密生し、半円状波系あるいは耳形。キクラゲが山奥のブナ、ナラの木に見られるのに対し、アラゲキクラゲは南方系で平地に見られる。クラゲのような寒天質だが、乾くと強靭な軟骨質となり、吸湿すれば再び原形に戻る。食べると歯ごたえがよく、中華料理には欠かせない一品で、酢の物や和え物、炒め物に用いられる。