ヤマノイモ科に属し、日本原産の野生種で、「山菜の王者」「自然生」と呼ぶこともある。山野に自生している貴重な品で、ナガイモとは違う種類。自然薯は栽培の山芋とは粘りも風味も格段に違う。葉の形はハート形でツルは右巻きに伸びる。成長は遅く数十年ものも珍しくない。旬の時期には葉が枯れ落ちていて大変見つけにくいために入手は困難と言われている。秋になって地上部が枯れる頃が芋の収穫時期。同じころ葉の付け根にたくさんの種イモ“ムカゴ"が付く。ムカゴは土の上に落ちて芽を出す。