日本ではおなじみの二枚貝で各地に生息するが、比較的、太平洋側に多く、日本海側には少ない。湾内の干潟、砂地などに棲息。砂に潜り、水管を伸ばして海中の植物プランクトンや浮遊有機質をこしとって食べる。旬は産卵期の春と秋。国内の天然ものは1980年代以降、乱獲だけでなく、埋め立てなどによる砂浜の減少や水質汚染、温暖化の影響などで漁獲量が激減している。横浜のDASH海岸では干潟をつくって環境を整え、約3か月で天然のアサリを定着させた。