別名はモエギイソギンチャク。全体が緑色なところからミドリイソギンチャクとも呼ばれることが多い。北海道南西部より本州、九州の海岸に分布し、岩礁の割れ目などでふつうに見られる。体は2~6cmの円筒状で、海水中では触手を花のように伸ばす。ピンク、黄緑、淡褐色など個体によって様々な色をもつ触手には毒があり、刺されると痒みが出る。魚や貝など何でも捕食するが、頻度は少なく、波が運んでくる生物を捉える程度。普段は岩に張り付いているが、ゆっくり動き回ることもある。達也が見つけたのはまだ成長前のもの。