日本各地の内湾の泥底の穴にすみ、干潟のような浅いところにもいる。昼間は泥にもぐり、夜になると餌を求めて活動する。全長は70cm程度で中央の2本の腕(足)が特に長く、胴に比べて5倍にも達する。主に底びき網で漁獲されるが、かつては夜間に灯をともしてテナガダコ釣りなども行われていた。マダコより身が軟らかく、惣菜に適する。韓国では“ナクチ"と呼ばれ、一般のタコとは区別し、サンナクチ(活けダコ刺身)や炒め物などに使用される。