双翅目アシナガバエ科に属する昆虫の総称。種類が多く世界に約7000種、日本では約100種が確認されている。アブにより近縁で、湿地や渓流沿い、海岸などに多く生息する。その名の通り脚が細長く、俊敏な動きを見せる。成虫は、小型のものから10mmを超えるものまである。食性は肉食で、微小昆虫や他の双翅目昆虫を餌とする。農作物に被害をもたらすアブラムシやダニなどを捕食するため、農業的には重要な昆虫とみなされている。