オサムシの仲間で日本特産の種類。体長26~65mmの黒色で、成虫は後ろ羽がなく、林の地面に棲む。夜行性で春から秋にかけて地表を歩きまわり、カタツムリやミミズなどを捕らえて食べる。特にカタツムリを好んで捕食するが、細長い頭や胸は、カタツムリの殻に食い入るのに都合がよい。これが名前の由来となっている。地域による変異があり、いくつかの亜種にわけられる。危険を感じると腹部末端から酸性の液を噴射する。強い酸の臭いがし、皮膚につくとピリピリと痛みを感じる。