日本列島に分布し、住宅地などでも見られる。日本産の中では最大級で、働きアリの体長は7~13mm、女王アリは18mm程度。5~6月に羽を持ったオスと女王アリが空中で交尾「結婚飛行」する。地上に降りた女王アリは羽を落とすと巣を作り、10個程度の卵を産む。約1か月後に働きアリが誕生し、女王や幼虫の世話をする。雑食性で果実や小昆虫などを巣に持ち帰る。4~5年を要して成熟した巣は、深さ1~2m、働きアリの数は1000個体ほどに達し、女王アリの寿命である10~20年程度存続する。