日本各地および朝鮮半島に分布し、全国で最もよく見られるクワガタ。体長は16~28mm程度。体は上下に平たく、黒色ないし黒褐色で、雄の大顎はオオクワガタなどに比べて細長く、前方に伸びる。成虫は5~10月中旬ごろまで活動し、広葉樹の樹液に集まる。夜活動的となり、昼間は根際や樹洞に隠れていることが多い。幼虫はクヌギなどの朽ち木の中で育ち、卵から成虫まで1~2年を要する。同種類での争いが激しく、飼う場合は、多頭飼育は避けたほうが賢明。