企画説明

午前9時、1人の男が刑務所を出た。看守に励まされ挨拶するのは…犯人・城島茂。続けて城島は尋ねた。「あの時の刑事さんは今どこの署に?」
自分を捕まえた刑事に出所の報告をするという。看守に教えてもらい、刑務所を後にする城島…と、ここまでは良い話だが。
サングラスをかけ、城島の計画がはじまろうとしていた…「あいつら、覚えてろよ」。

DASHサスペンス劇場 犯人からの挑戦状。

とある警察署内、いつものようにパソコンで作業をするのは新米刑事の国分太一、すると1件のメールが送られてきた。そのメッセージとは…「誠、宇梶、太一、トンマ刑事たちへ 捕まえられるものなら捕まえてみろ! 犯人城島より かしこ」、警察に名指しで宛てた城島からの挑戦状だった! 慌てる太一、そこへ駆け寄る宇梶剛士、そして「ボス」こと巡査部長の誠 直也。文章はさらに続き…「俺を探し出せるか!?」、そこへヒントらしき写真も一緒に送られてきた。大通りに面した歩道を行き交う人々の姿が写し出されているが…。「チクショー、なめやがって!」、怒りをあらわにする宇梶、ボスは不敵に笑みを浮かべ呟く、「必ず捕まえてやる」。

犯人から送られてきた写真はデジタルカメラで撮影したもの。デジタル方式の特徴は、画像がきめ細かいうえにパソコンに取り込めること。さらに、電話回線を通じて遠く離れた相手にも一瞬にして送信できる。その写真が城島を探す唯一の手がかりだが、いったいどこに写っているのか…。しかし、写真を画像解析のソフトにインプットすれば、あらゆる箇所を拡大できるうえ、デジタル画像なので極めて鮮明!

この写真から犯人城島の居場所を突き止め、そして捕まえることは出来るのか?