早速、3人の刑事による解析がはじまった。まずは歩道を行き交う人々を拡大して見てみると、そこに気になる僧侶の姿…変装した城島か? さらに拡大してみるが、どうも感じが違う。続いて通りに面したビルに寄って窓の人影を探してみると、建物の屋上で洗濯物を干す人の姿が! しかし、その人物は胸が膨らんでいる…女性のようだ。今度は歩道に2つ並んだ電話ボックスを見てみると、サングラスをかけた男性が電話をかけている…しかし城島より鼻が高く、これも違う。


なかなか手がかりが掴めずに苛立つ3人、するとボスは走行中の路線バスに目を留めた。バスの後部座席に寄ると、そこにも「サングラス」をかけた男が後ろを向いて座っている…顔の輪郭も似ており、この男に間違いない! これは東京を走る「都営バス」のようだが、行き先は歩道に立つ「のぼり」に隠れて見えない。都営バスは東京23区内全域に網の目のように路線が張り巡らされ、160ものルートを走っている。城島が乗ったバスのルートはこの場所を限定すれば絞れるはず!


続いて電柱にかかった「商店街の旗」を見つけ、どこかの商店街であることが分かった。しかし、場所を示す名前は風になびいて見えない。さらに通りを歩く女性の手に「塩大福」と書かれた紙袋…何かひらめいた様子のボス、そこへ太一が心当たりを尋ねると、「知らない」とあっさり返された! そこへ、またもボスが気づいた…写っている通行人は「年配」の方がほとんど。そこで年配の方々が立ち寄りそうな場所を挙げてみると、「浅草」「柴又」「巣鴨」「両国」「川崎大師」などが考えられる。しかし、都営バスが走っていることから、川崎大師は候補から消えた。