企画説明

「いつか自分で家を建てたい…」、それは幼い頃の積み木遊びにはじまり、大人になっても持ち続ける最大の夢! だが、その為には「大工」の卓越した技と知恵が必要となる。世界に誇る日本建築、長きに渡りその伝統と素晴らしさと守り続け、小学生男子が将来なりたい職業の第1位(1999年第一生命調べ)にもなっている。
そして、DASH村の家屋の修復に挑んだ達也も言っていた…「一から自分で建ててみたいね!」。

ならばやってみよう!
自分の力で家は建てられるか!?

熱い思いを胸に達也は富山へとやってきた。富山空港を後にすると、ジャンバーの中からモゾモゾと顔を出したのは…なぜか子犬? 連れてくるよう指示されたらしいが…。そして目的地へ向け車を走らせると、道中に建築中の木造家屋が見えた。富山県は持ち家率80%で全国1位(平成10年 総務庁 住宅土地統計調査)、建築業が盛んな県でもある。

そして着いた場所は…「富山国際職藝学院」、日本で唯一の大工になるための専門学校。合理的な実習指導カリキュラムで「10年かかって盗んで憶える」と言われる技術を「2年」で学ぶことができ、1年次で基礎技術を習得し、2年次には実際の家づくりにも参加する。少しは腕に自信のある達也だが、ここでキチンとした指導を受ける。中では大勢の生徒が黙々と作業に打ち込み、そこへ現れたのは…棟梁・島崎英雄さん(57歳)、大工歴43年、釘を使わずに建てる「軸組み」工法の分野で高い評価を得ており、現在は職人技術の継承のため学生の指導にあたっている。

ここで棟梁から与えられた課題は…「犬小屋」づくり! これは各大工道具の扱いが試される実践課題、子犬を連れてくるよう指示したのはこの為だった。

家づくりの第一歩…果たして、大工の職人技を習得できるのか!?