「ガランガランガラン・・・」
今年も、賑やかなあの音が響き渡るDASH村。
その音は刈り取ったばかりの新米を脱穀する音。
脱穀とは稲穂に実った米の粒を取り去る作業である。
男達が待ちわびたこの瞬間。
それは、DASH村で新たな米のブランドを作ろうという目的から始まった。
しかし、この米を手にするまでには、男達の苦悩の戦いの連続だったのである。
新緑眩い5月。
今年もDASH村で田植えが始まった。
田んぼの一角に、「たかねみのり」と「ひとめぼれ」を交互に植えていく床。
ここで、DASH村オリジナルブランド米を作ることになった。
病気に強く、村の気候にあった「たかねみのり」と、おいしさには定評がある「ひとめぼれ」。
双方の長所を受け継ぎ、より自然に強く、よりおいしいお米を作りたい。
それが混合米の目的である。
そして、互いが生長して花が咲き、隣合う異なる品種の稲と受粉すれば混合米は出来るのだ。
男達が混合米につけた新しい銘柄は「男米」。
男米は果たして、おいしいお米になるのか?
さらに、米づくりには欠かせない助っ人達もこの頃誕生していた。
「ピイピイピイ・・・」
アイガモパトロール隊17羽。
今年も田んぼにはびこる害虫を食べてくれる。