「プッププーッ!」
何故か、誰もいないソーラーカーからクラクションの音が鳴る。
音のする方を振り返る二人、すると、ソーラーカーの中から
軍鶏がすごい目つきでにらんでいた!

太一「うそーっ!」
達也「怖えぇー!!」
どうやら開けっ放しのドアから侵入してしまったらしい・・・。

怖くて直接手を出せないのか、「バッタン、バタン」とドアを開け閉めし、
何とか軍鶏にどいてもらい、先を急ぐことに。


スタートから4時間が経過し、走行距離は82km、鹿島郡旭村に到達。
バッテリーの目盛りは4分の1を指していた。

なおも海は見えず、ソーラーカーはあぜ道を走っていた。
すると、目の前に何やら作業をする人達が見えてきた。
見つめる達也と太一の視線の先には黄色いものが映る。

その黄色いものとは、茨城県の名産である「干し芋」。
干し芋とは、蒸したサツマイモを一週間天日で乾燥させたもの。


それを見つめる達也と太一に、作業をしている方が
「食べてったらいいよ!」と嬉しい一言。
実は腹ペコだった2人、早速ご厚意に感謝することに。

太一「これは、やめられなくなるわ!」
達也「今日の夜、屁がいっぱい出ちゃうね!」
おじいちゃん「おー出るっ!、出るっ!」

さらに出発間際、ご厚意により餞別の干し芋を頂き、
感謝感激でその場を去るソーラーカー。
と思ったら・・・