<こぼれ話>

海沿いの細い道を走っていると、トラックが道を塞ぎ通れなくなっていた。
太一「これ、通るかな?」
達也「う〜ん、どうかな・・・んっ?何かイイ匂いしない?」

イイ匂いの元を探ると、その先に見えるのは「海の家」。
そこでやっていたバーベキューが匂いの元だったのである。

太一「すいませーん、この先通りたいんですけど・・・」
おじさん「おー!ゴメンゴメン!それより一杯どう?」
達也「えっ?いいんですか?」


助手席の達也、ご厚意に甘えて一杯頂くことに。
しかし、ドライバーの太一はもちろん"一杯やる"訳にはいかない。

達也「美味いっすねー!」
太一「ねぇ、そろそろ行かないと・・・」
達也「いやーっ!これ何て言うお酒なんですか?」
太一「いやっ、だから早くいかないと日が・・・」
達也「ホントに美味しい!もう一杯いいですか?」
太一「・・・」

気がついたら1時間も、そこでご馳走になっていた達也でした・・・。