そんな二人のせめぎ合いが続く内に、ゴン四郎の
よしひで君への接し方が変わり始めてきた。

自らよしひで君の下に近づき、顔を舐めての愛情表現。
それに答えるかのように、よしひで君にとってもゴン四郎は
安心できる存在になってきたようで、自らゴン四郎に抱きつくようになった。
どうやら、三男よしひで君とのライバル関係は落ち着いた様子。

しかし、長男をはじめとする、未だ”下”に見られている子供たちの関係は・・・
長男・まさひで君がドッグフードを使いオスワリの練習をする。
しかし、ゴン四郎はごほうびのドッグフードを自ら奪おうと飛び掛る。
どうやら、まだ下に見られているよう。

続いて次男・もとあき君に対しては・・・
吠え続けるゴン四郎、こちらもまだまだか。

更に長女のさつきちゃんには噛み付くゴン四郎。
三人とも、完全に下に見られているのであった。


本来は、ゴン四郎に対し、家族全員が主導権を握らなければならない。
そこで達也は、遊びながらお互いの信頼関係を築ける遊びを考えた。
その遊びとは”鬼ごっこ”。
これは、家族全員を探し出すことで、主人と意識させるのである。
もちろん見つかったら、ちゃんとご褒美を。

一斉に隠れる五反田家の人々を、ゴン四郎が捜索開始!
早くも大好きなお母さんを見つけたゴン四郎。
さっきは、噛み付いていたさつきちゃんも見つかった。
次に見つかったのは、お父さん。
次々と見つけていくゴン四郎。

長男・まさひで君はテーブルの裏に隠れている、少しずつ近づくゴン四郎。
ついにまさひで君を発見。
残るは次男・もとあき君だが・・・
ここでタイムアップ、ゴン四郎は惜しくも最後の一人を
見つけられなかった。

このような、遊びなども交えながら、少しずつ、少しずつ
共に成長していくことが大事と話す達也であった。