更に、城島は自慢の金平を油揚げとゆかりで巻いた信田巻きを作っていた。
これらを、濃い目のダシ汁で煮込めば完成。
一方、明雄さんは囲炉裏端で黒鯛を捌いて、アラも身もまるごと入れた鍋を作っていた。
鯛は、「めでたい」という縁起物で正月を演出しようと、明雄さんが差し入れしてくれた物。
冬野菜と共に煮込んで、あつあつの鍋は完成した。
その頃、保原の蒸かした蒲鉾はうまく蒸しあがったのか?
そろりと蒸篭の蓋を開けると、
城島「え〜匂いするなあ。うまく出来たやん」
こちらも無事完成。
包丁入れて、綺麗に切る。
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