更に、城島は自慢の金平を油揚げとゆかりで巻いた信田巻きを作っていた。
これらを、濃い目のダシ汁で煮込めば完成。

一方、明雄さんは囲炉裏端で黒鯛を捌いて、アラも身もまるごと入れた鍋を作っていた。
鯛は、「めでたい」という縁起物で正月を演出しようと、明雄さんが差し入れしてくれた物。
冬野菜と共に煮込んで、あつあつの鍋は完成した。

その頃、保原の蒸かした蒲鉾はうまく蒸しあがったのか?
そろりと蒸篭の蓋を開けると、
城島「え〜匂いするなあ。うまく出来たやん」
こちらも無事完成。
包丁入れて、綺麗に切る。


出来た料理から順に重箱に詰めていき、彩り豊かな村の恵みが揃った「特製・御節料理」は完成した!!
早速みんなで広げて頂くことに。

明雄さん「うん、こりゃうまいなあ」
保原「うまっすね」
城島の作った金平ゴボウは、好評のようだ。


その城島、達也の作った煮物を一口。
城島「うん!!うまいわあ〜!!」
こちらも上出来の様子。

更に、明雄さんが作ってくれた黒鯛の鍋。
達也「あったまるなあ〜」
一同、ほのぼのと御節料理に箸を進めていた、そのとき!!
「キャン!!キャン!!」
古民家の軒下で、北登が声色変えて激しく吠える。
村の外から数人の男達。
達也「なんだ!なんだ!? 誰か来たぞ?」
一体、彼らは何者なのか!?